参加:Developers Summit 2012(Day 2)
登録しておいたものの、仕事の関係上多分無理って感じになってました。
が、当日になって少しなら行けそうということになり、出社後に急遽向かって 2 コマだけ聞いてきました。
セッション
17-A-2:10年後も通用する開発環境の秘訣 〜 継続的フィードバックとVisual Studio 11(スピーカー:長沢 智治[twitter:@tomohn] 氏・日本マイクロソフト株式会社)
現在では IT とビジネスとのつながりが強くなり、継続して価値を提供し続けるためにはツールも有効に活用する必要があるという話。
後半は開発中の Visual Studio 11 の紹介。
ユーザからのフィードバックを取り入れやすい仕組みなどが非常に強化されており、狭い範囲の「開発」のフェーズにとどまらず、開発のライフサイクル全体をサポートできるものとなっていました。
TFS(Team Foundation Server)がツール群の連携基盤となっているそうです(TFS 自体は以前から存在しているものの、機能が強化されているとのこと)。
僕らの開発環境(少なくとも、僕らがユーザに提供しているもの)よりも、二歩も三歩も先を行っていました。
開発者に価値を提供することを目的として仕事をしていますが、こういう環境面も含めて提案する必要があると感じています。
17-D-3:Androidの最新技術動向(スピーカー:安生 真[twitter:@makoto_anjo] 氏・日本 Android の会)
Android 2 系列(主にスマートフォン向け)と 3 系列(タブレット向け)が合流した、Android 4.0 に関連した情報でした。
以下のポイントからの話です。
- デザイン
- UI は 3.0 から変わっていたが、4.0 で 2 系列統合することは発表されていたため開発者は 3 系列をスルーしていた。そのため、今になって対応を迫られている
- これまでのハードウェアキー(ホームボタン等)がソフトウェアキーに変更された。メニューボタンはなくなり、Action Bar に対応させる必要がある
- ユーザの目が肥えてきた。エンジニアがデザインを意識する、もしくはデザイナーとの協力体制が必要
- 公式サイトでも Android Design を公開し、デザインに本腰を入れてきた
- 互換性
- 問題の多くは、標準的な指針に従っていないために発生
- ただし、Android のバグと思われるものも報告されている
- セキュリティ
- マーケット
ABC(Android Bazaar and Conference)を 3/24 に開催するそうです。セッションも多数あるようなので、ぜひ参加してみたいと思います。
講演後、安生さん(イケメンでした)とお話をさせて頂いたのですが、やはりバージョンアップ時のキャッチアップは苦労されているそうです(あまりにも更新が速いため)。
本を書いても、出版時には新しいバージョンが出ていることもしばしばだとか。
ですが、実際に端末に搭載されているバージョン(エンジニアが開発に必要なバージョン)は最新ではないことが常なので、まずはそこをターゲットにして行くのがいいのでしょう。
展示ブース
- Monaca (株式会社アシアル)
- Monaca はマルチプラットフォーム対応スマートフォンアプリ開発ツールである、PhoneGap の Web 上での開発・ビルド環境(PhoneGap についてはPhoneGap(Apache Cordova)を触ってみた を参照)
- サービスはとても良いので、バージョンが非常に古い件について最新版にも対応して頂けるように要望をお伝えしました
- 日本 AppInvenor ユーザー会